春の恵み【山菜】
水上温泉周辺の山々では、たくさんの山菜が季節を告げてくれます。冷たい雪の中から逞しく目を出す「ふきのとう」をはじめ、種類も豊富な山菜は春ならではの山の恵みです。尚文でお出ししている代表的な山菜をいくつかご紹介いたします。
■ フキノトウ(2〜5月)
早春の頃、土の中から顔を出す春を訪れを告げてくれる山菜です。冬眠から目覚めた熊が一番初めに口にする食べ物といわれています。
■ タラノメ(3~4月初旬・山間部は6月頃まで)
「山菜の王様」や「山のバター」とも呼ばれる味わいは、ほのかな苦味と香り、しっとりとしつつモチッとした独特の食感が特徴です。
■ ウド(4月~5月初旬)
平安時代の書物にも登場する数少ない日本原産野菜の一つです。シャキシャキとした歯ざわりと、 特有の香りと爽やかな苦味があります。
■ ワラビ(4~5月)
若芽を摘んで食用にします。根に含まれる澱粉は「わらび餅」の原材料です。ほのかな苦みと歯切れの良い食感があり、茎の中には粘りがあります。
■ コゴミ(4月上旬~6月下旬)
クサソテツの若芽で、葉の先端が丸まった可愛らしい姿が特徴です。アク や臭みがなくほどよい滑りがあり、健康食材としても注目されています。
■ ゼンマイ(4月下旬~6月上旬)
葉の先端が渦巻きのように丸まっており、綿毛に覆われているのが特徴です。繊維質が多く、 独特の歯ごたえとまろやかな風味のある山菜です。
■ セリ(2月~4月)
春の七草にも数えられる日本原産の野菜のひとつです。 シャキシャキした食感が爽やかで、胃を丈夫に、解熱、解毒の作用があるとされています。
■ コシアブラ(5月)
ウコギ科の一種で、木の芽の軽い食感とほろ苦い独特の風味が特徴です。 爽やかな香りと、苦味の中にある甘みから「山菜の女王」とも呼ばれています。
■ ヨモギ(3月~5月)
多くの栄養素が含まれるため昔から万能薬としても親しまれ、「ハーブの女王」とも呼ばれています。よもぎ団子や草餅の原材料としても有名です。
尚文では、山菜は「お浸し」や「鍋料理」、「天ぷら」などでお召し上がりいただきます。春だけの味覚、ほろ苦く滋味豊かな旨さが口に広がる山菜を当宿自慢の【山人料理】でぜひご堪能ください。
*写真は最新の献立と異なる場合がございます。